デザイン研究室(近藤桂司)


「デザイン」は「ものに意味を与える行為」だといえます。意味を与えられることによってものは価値を持ちます。また、「デザイン」は「ものごとの全体を分析し把握しながら個々の問題を解決していく行為」だともいえます。意味作用は全体の文脈の中で起こります。都市でいうならば、風土や慣習と いった地域性、周辺の景観、居住者の嗜好やライフサイクルなどが考えられます。

近藤研究室では、このような「デザイン」の考えに立って、私たちを取り巻く環境を対象として研究します。手にとる印刷物、身体に接するストリート・ファニチャーから建築、街路、都市全体に至るまでのさまざまなスケールにおいて、美しく豊かに暮らすための環境の在り方を考えます。