デザイン概説[2年前期]


授業のテーマ及び到達目標

デザインの概念や理論、多様な分野のデザインを学ぶことでデザインについての理解を深める一方、モノやコト、社会に潜む課題を発見したりデザインを評価したりする力を身につける。

授業概要

「デザイン」とは「ものに意味を与える行為」であり「ものごとの全体を分析し把握しながら個々の問題を解決していく行為」であると定義した上で、本学科の学びの分野のひとつである「デザイン」について歴史を俯瞰し、メディアやコミニュケーションと「デザイン」との関係を再確認する。そして、手のひらに載る大きさから都市までの様々なスケールの「デザインされたもの」についてそれらがどのようにしてデザインされたかを学ぶ。後半ではアイデアを具体化するための発想の手法とそれを評価する手法を学び、実践的なデザインの技法をグループワークで身につける。

評価方法

  • 期末試験(75%)
  • 提出されたグループ課題(10%)
  • 他の履修生にも有益な授業時間中における自発的な発言や質問(15%)

教科書

本授業ではテキストは使用せず、適宜、資料を事前にオンラインで配布する。授業中は各自のスマートフォンやタブレット、ノートパソコン等でその資料を閲覧しながら受講する。

参考文献・参考資料

  • 『カラー版 図説 デザインの歴史』暮沢剛巳ほか著 学芸出版社 2022年
    • ISBN 978-4-761528348
    • 3,080円
  • 『かくれた次元』エドワード・T・ホール著 みすず書房 1970年
    • ISBN 978-4-622004639
    • 3,190円
  • 『発想法 改版―創造性開発のために』川喜田二郎著 中央公論新社 2017年 
    • ISBN 978-4-121801364
    • 792円
  • 『デザイン言語―感覚と論理を結ぶ思考法』奥出直人著 慶應義塾大学出版会 2002年
    • ISBN 978-4-766409123
    • 2,640円